「古都ちゃんは最高の秘書だよ」 ニコッと微笑んで私の頭をぽんぽんっと撫でたその手に嘘と違和感を感じた 今朝からおかしい…なにか私に隠してる… モヤモヤするけど『隠し事してますよね?』なんて聞けない ジッと社長を見上げると 「今日も綺麗だね」 いつも通りの言動だけど張り付いた笑顔の裏に何かを感じる 「…ありがとうございます。」 社長の手を振り払うと仕事に戻った