ー〜♪〜♪〜♪ 静まり返ってしまった部屋に鳴り響いたのは社長の携帯 この時間にかけてくる人物は大体1人しかいない 「電話鳴ってますよ」 「うん ごめんね」 私を抱き締めていた手を離しベッドから抜け出して 「もしもし、おはよう有紗。雪は大丈夫だった?」 優しい声で電話に出た 社長は1番嫌いなタイプの人間。 なのにどうして……私以外の人に優しい声で話かけないでって思ってるんだろう