「今村さんを呼ぶのは危険です。」



そういうと不安そうに俺の服の袖を掴み引っ張った。



「タクシーも今村もダメなら帰れないよ、」



近くのホテル泊まる?




「ウチなら…」




「え?」





「私の家ならここから遠くないですし、歩いて行けると思います」




古都ちゃん家に泊まれと?




「…………誘ってるの?」




どういう風の吹き回し?




「そ、そういうわけじゃ…」




…………。




「じゃあお言葉に甘えて泊まらせてもらおうかな?やっぱりダメって言うのはナシだからね??」




「はい、」