「お待ちしておりました。」


車から降りるとA社の社員が数人ペコペコ頭を下げながら近づいて来た



「本日はよろしくお願い致します」



まだ少し顔の赤い古都ちゃんも頭を下げると



「ご案内致します」



お色気ムンムンの女が俺に向かってニッコリと笑いかけてきた



「……。」



昔1度だけ関係を持っただけで未だに期待されてても困る



まぁ手を出した俺が悪いんだけど、




「よろしくお願いします」



特にその女に何も言わず、普通に挨拶をして会社の中に足を踏み入れた。