「明梨!また明日っ!」 「うん。またね」 友人に手を振りながら電車から降りる 今日も普通に終わった。 そう思いながら帰り道を進む これも、いつも通り ………じゃない? 珍しく見慣れない物を見つけて首を傾げる いや、物というより… 人だ …何、あの人。 黒い、長いコート、 さらにフードまで被っている あれだ、あれ 幼い頃に見た不審者の絵のような…