「おーきーてーっ!」 聞き慣れない声が耳元で響く 「ほらっ!いつまで寝てる気?!」 「…うるさい」 「はぁ?!」 私の小さな呟きにそんな怒った声が返ってきた …もう、朝から何? そう思うと目を開く気にはならなかった 「…もう、怒った」 次に言葉が落ちたら生まれるのは静寂 無言の空間が続く …さっきの何だったんだろ? 寝ぼけた頭のまま少し目を開いてみる、と