【ぼぉいずらぶ短編集】

俺・・・櫻田一真は、今体中水浸しだ。

その原因は・・・コイツ。

俺の働いている花屋*love✿flower*に
入ってきた新人の佐藤朱鳥。

俺が毎回毎回・・・本当に毎回言ってる
店内の段差に、“ついに”つまずき、持
っていたじょうろを手の中から滑らし
・・・というわけだ。

「すっ・・・すみませんんん!!!!」

「俺のことはどーでもいいから!お客様
 に水かかってないか見ろ!!」

「はっはい!!」

ったく・・・。

幸い、近くにいた客にはかかってなかっ
たらしい。
よかった。

客はこのバカの無駄に甘々しいルックス
で、機嫌を損ねず、花を買って店を出て
いった。

「すみません・・・。」

「いいよ・・・、もう。俺更衣室いって
 着替えてくる。」

「あっ・・・あ、はい。」

「あ?なんだよ。」

「いえっ・・・あのっ・・・僕一人でもい
 いんですか?」

正直よくない。

が、この際仕方がない。

「あぁ。なんかあったら更衣室来いよ。」

「了解です。」

ソイツはそう言うと、俺は更衣室に向かった。