風呂から出ると、暖房をつけておいた
からいう程寒くなかった。

犬たちをフワフワのバスタオルで拭って
あげてると、首輪の後ろらへんになにか
縫ってあるのがわかった。

「なんだこれ・・・?」

赤い首輪の犬には【レオ】

青い首輪の犬には【ルキ】

黄色の首輪の犬には【ロア】

「もしかして・・・名前?」

「「「ワンッ!」」」

3匹同時に鳴いた。

「おぉ!これならお前ら名前で呼べんじゃ
 ん!!」


そう言った俺は、その直後からの意識がな
い。