【完】アタシは3代目。




何か、意外に食い付いてる…。


あたしが大門の人間で、凄く喜んでくれたのって、カノンが初めてかも。



「ねぇ、咲。









…………大地に、会わせてください…」



「無理矢理にでも、連れていきたかったのに…。面白くないなぁ〜」



「面白く、なぃ…?」



カノンは頭にはてなマークが、10個ほどが円になって回っていた。



「カノン。今から、行こ!」



「えぇっっっっっ!?今からぁああああ!?」



「そ。今から」



あたしがそう言うと、カノンは凄く慌てだした。



「カノン。都築とちゃんと話したいんでしょ?」



いつからそこに居たのか分からないけど、ルカがあたしの横でカノンにそう言った。