「咲におすすめあるよ!これこれ!!」 カノンはそう言って、メニュー表を見せてくれた。 「『甘酸っぱいトキメキを。森のベリー&ベリーパフェ』!?何この、妙な名前のパフェ…」 「だって咲、最近恋してるでしょ?」 恋!?あ、あたしが!? 大門組3代目の、このあたしが!? あ、あり得ん…。 「あ、あたしが恋とか、似合わないし…。まず、好きな男子いないし…」 「またまた〜。都築のことが、好きなんでしょ?」 だ、大地を!? あり得ない… こともない、か…。