キーンコーンカーンコーン 「ギリギリセーフだね…。咲、足早すぎるよ…」 「ハアハア…。カノンこそ、早いじゃん」 「大門、東(アズマ)。早く自分の席につけ!」 えっ。 もうおハゲっちょ来てたのかよ…。 「あー。相変わらず、光ってるね。ココ」 そう言ってカノンは、自分の頭を指差した。 「確かに…。早く座ろ。おハゲっちょ怒ってるよ」 「本当だ!」 おハゲっちょ。 ひとつだけ言わせてくれ。 あたしの席からおハゲっちょを見ると、丁度光ってるんだけど…。