【完】アタシは3代目。




「お嬢。掟を教えるのですが、お嬢も手伝ってくれませんか?」



「アタシは別にいいけど、何を手伝えばいいんだ?」



「大地の傍にいてやってください。初めてここに来たから、多分怖がってると思うんです」



大地が怖がったりするの?



何か、ビックリーなんだけど。


まぁ、多分だからわからないけど。



「役に立つのなら、ここにいる」


「お願いします」



それから、大門組の掟をビシビシと紀一は大地に叩き込んだ。


熱血だなぁ。



将来、先生になれるんじゃね?


そしたら凄いな。