病室に入ってみると、白いベッドに寝ている咲がいた。 「咲…」 俺は咲にこんな思いをさせた身だ。 一生、咲の傍にいる。 俺はベッドに近付き、咲の頭を撫でた。 「咲、早く元気になれよ?」 そう言って、咲の白く細い手を握った。 -咲side- ん… 誰があたしを呼んでいる。 すごく優しい声で、あたしの名前を呼んでいる。 『咲』 って呼んでいる。 待ってて。 すぐに会いに行くから、待っててね。 あたしの目の前に広がるのは、清潔感漂う部屋。 あたしは白いベッドで寝ていたみたいだ。