審判は、今日たまたま家にいるお父さん。
お父さんの背中には、ゆりちゃん。
お、おんぶされてる…。
羨ましいよ。
「お前ら、準備はできたか?」
「できた」
「俺もです」
お父さんは確認すると、ゆりちゃんをおろした。
おんぶしてほしいゆりちゃんは、お父さんにずっと『おんぶ、おんぶ!』って言ってる。
「ゆり、ちょっと待て。
それじゃ、始めろ」
お父さんの合図で、大地は真剣な表情になった。
そして
「お嬢、いきますよ」
そう言ってあたしに、殴りかかってきた。
そしてあたしはそれを、ギリギリでかわした。
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