【完】アタシは3代目。



審判は、今日たまたま家にいるお父さん。


お父さんの背中には、ゆりちゃん。


お、おんぶされてる…。


羨ましいよ。


「お前ら、準備はできたか?」


「できた」


「俺もです」


お父さんは確認すると、ゆりちゃんをおろした。


おんぶしてほしいゆりちゃんは、お父さんにずっと『おんぶ、おんぶ!』って言ってる。


「ゆり、ちょっと待て。
それじゃ、始めろ」


お父さんの合図で、大地は真剣な表情になった。


そして


「お嬢、いきますよ」


そう言ってあたしに、殴りかかってきた。


そしてあたしはそれを、ギリギリでかわした。