今度こそ、とさっきから全く進んでいない問題と向き合ってシャーペンを握った。
あたし、こんなこといつまで続ける気かいな。
はぁーっと大きくため息をつく。
見てるだけなんて、良いことはほとんどない。
一方通行の虚しさを感じるし、彼女と一緒にいるところを見てしまったりなんてよくあるし。
それでも目で追ってしまうのは
……あたしがアホだから、か。
恋って、もっと楽しくて明るくて幸せなのだと思っていた。
こんなに辛くて悲しくて虚しいなんて知らなかった。
感傷的になってきたとき、勢い良く教室の扉が開いた。
一気に現実に引き戻される。

