頭の中で色んなことを考えているうちに、時間はどんどん過ぎていく。
さすがに、起こした方が良いか。
持っていたシャープペンの上の方で肘を軽くつついてみたが、
反応なし。
もう少し強く……だめだ。
結局、手で肩を叩いて起きてもらった。
「うわ、寝とった?」
寝起きだからか、少し顔をしかめて言う颯人。
「完っ全に寝てた」
「ほんとやん。俺15分間記憶無いわ。
もう授業終わるし」
笑いながら颯人がそういったのと同じくらいにチャイムが鳴り、机は元の位置に戻った。
あるべき場所に戻った颯人の机を見て、なんとなく残念なように思ったのは恐らく気のせいではない。

