「谷森さん、大人しいけど結構面白いわ。
そこで普通ありがとうは出てこんって」
「しかも、分かりやすくガーンって。
口に出すよりわかりやすいリアクション!」
二人に盛大に笑われて恥ずかしいような嬉しいような。
笑いを提供出来たなら、良かった……のかな。
「よし、決めた!
谷森さんは今からもんちゃんね」
も、もんちゃん!
それは、もう桃の“も”しか残ってないし。
何というか……サルっぽい……?
「相変わらずリッコのネーミングセンスの無さね。
まぁリッコに付けられたらしゃーない、観念してもんちゃんで我慢しぃ」
ヤエにもそう言われ、あだ名はもんちゃんに決定してしまった。
高校生になったということで、心機一転こんなこともアリか、と納得して自分の中でも“もんちゃん”は決定になった。

