「谷森さんだーっ」
一人が声を上げる。
二人とも、同じクラスの人だった。
女子高生って感じ、とか。
同い年やんか。
自分との違いに少しのカルチャーショックを受ける。
「ちょ、リッコ。あんたみたいなのに突然話しかけられたら谷森さん可哀想やろ」
もう一人に肩を叩かれ、不本意そうに口を尖らせている。
えっと、確か本間律子ちゃんと、八重島佳乃ちゃんだったけか……?
「可哀想ってなんよ。
女の子に話しかける度にそれ言うし」
「うふっ、ちょっと飽きたね。
また新しいの考えとくけん。
って、そんなことどうでもいいやん、谷森さん放置、うちら」

