「…おまたせ。」 暫く待っていると、柊くんが来た。 制服姿に変わった彼は、急いだのか少し息が上がっている。 「い、行こっか…。 もう下校時間過ぎてるし。」 「そうだな。」 正門を出て、並んで歩く。 「………。」 「………。」 ち、沈黙がつらい…。