悪者彼氏さん達のお話


*narumi


どうしよう
涙が止まらないよぉ


朱芽も心配してるしぃ

どうしよぉ


「なる…」

「うっ?」

私は呼ばれてとっさに
朱芽の方に振り向いた

そしたら

小さな小さな声で

「大好き、俺以外見るなよ。」

そう耳元で囁いた後

何事もなかったような素敵な微笑みで

みんなの方に歩いて行った…

わ、私だけ顔真っ赤じゃん!

恥ずかしいのですけど!


「なる!こいよ」


「うん、グスッ」