オレンジ色のジュースを飲みながら
結季は真面目な顔に切り替え
私にこういった

「実はね…琉良ちゃんの病気が
いっくら調べても出てこなくて…」
「なんだよ…それ…」
「……」
「親父さんは?」
「そんな病気はないって…」
謎の…病…

主に起こるのは…咳と吐血…
発作も喘息も今は落ち着いている…

「だけど、お父さんと
これだけは一致したよ」
「なんだ!?」
「…?」

だけど、私は次の言葉に息を飲む