もう、二度と俺は若ちゃんと暮らせないんだ。

 「若ちゃん…若ちゃん!」

 認めたくないのに認識してしまう。

 別れた俺達。

 雪のふる世闇でひたすら君を探した。

 絶対見つけるんだ。

 だって、きっと泣いているから。