虹になる日がきたら



副社長のお世話係兼秘書を初めてから1ヶ月がたった…けど!!





毎朝、私にセクハラをする。




最近は朝ご飯を作るようになった私



出来上がったから起こしに行くと



ベットに引き吊り込まれる



対策をしようにもやり方がわからないからママに聞いてみた所、



「一寿ぁぁあいつまで寝てんの!?今すぐ起きないと「虹さん起きます!!」



起きた。


あれっ?


「おはようございます副社長、朝食の支度が整いましたので御起キャッッ?」


ヤッパリ引き吊り込まれた。


「美玲も段々頭を使うようになったね!」


濃厚なキスが振って来た。


「ふ…副社長、歯を磨いて下さい!朝の口の中は雑菌だらけ「歯磨きしたら良いんですね」


起き上がりバスルームに



あっ…聞くの忘れた。



何で、ウチのママの名前…それにママも副社長の名前…?



ものの数分で朝風呂を済ませた副社長は上半身裸にバスタオルを腰に巻き私に近付いてきて



「今日は休みだからじっくりやろう」



な何を!?



ってか、今休みって言った?


「えっあの、副社長今なんと?」



「今日休みって…」



その時、副社長の後ろからハリセンが見えて頭を下げた。


朝からすがすがしい音が聞こえた。


「佐原ぁあ」



「時間があまり無いので手っ取り早く……それに、今の案件が終わるまで貴方に休日という文字は有りませんよ」


「チッ!」



舌打ち!?副社長が舌打ちしたわ。



「後、30分で出ます!」



「30分じゃ無理だろ?」



「「何が」ですか?」



「美玲が佐原に似てきたよ」



セクハラには馴れてしまった。



しぶしぶ朝食を食べ出した副社長


「!!!!」


「副社長?」


「鞍橋さん、味見しました?」


ぷるぷる震えて…身震いするほど美味しいのね!


流石私!


「ふぅ」



佐原さんが眼鏡をクイッと上げ、



「琉喜を鞍橋さんに付けさせましょう」


琉喜?誰?



会社に行き、胃薬を呑んだ副社長に


「市販ので良ければ良い薬知ってますよ?」



「いやっ、最近だけだから大丈夫ですよ…」



あまり、顔に出さないからわからない。



「そんな顔しないで下さい。そそります!」



元気だわ。