「何言ってんの?山野がいるじゃん」
「進くんは…違うもん…」
はぁ?
彼氏でもないヤツとキスなんてするの?
しかも、あんな熱いキスを?
「間宮くん。リスが言ってることは本当よ」
突然、準備室の扉が開き女の子が入って来た
…栗林風華だった
とりあえず、起き上がる
それでもリスは俺から離れない
「コイツが勝手に"彼氏"気取ってるだけよ」
そう言って、栗林さんが差し出したのは…
両頬を真っ赤に腫らした山野進だった
「…すみません……でした」
小さな声で山野が言うと、栗林が声を荒げる
「聞こえないわよ!リスと間宮くんに聞こえるように言いなさい!!」
…栗林さん、超怖い…


