リスに社会科準備室で餌付けをし始めてから1カ月経った そんなある日… バタンっ! 勢いよく準備室の扉が開いた そこには目を輝かせたリスの姿が… 「…どうしたの?」 今日のおやつは苺系のじゃないよ? 今日はただのパウンドケーキ 「楓くん!!」 「…なに?」 あんまり大きい声を出さないで欲しい 校舎の端っことは言え、放課後の校舎にはまだまだ生徒が残ってる 誰かにバレたら大変だ 俺の楽園が無くなる でも、そんな俺の心配など気付かず話を進めるリス 仕方がない… 話を聞こう…