きっとこの子たちは、ただ天に近づきたいだけ。 こんなの、昔から。 だからもう、慣れてる。 中学でも、あたしと仲良くしようとする人たちはみんな、天目当てだった。 …天は、あたしのなのに。 「ね?いいよね?」 しつこく聞いてくる人たちに作り笑いを浮かべながら、「天に聞かないと」なんてあやふやに答えた。 「なら一緒に待とー!」 「…うん。」