テスト1週間前で部活がない、とある水曜日の今日。

一緒に下校したメグと勉強会をするため、俺はメグの部屋に来ていた。

「でも天。あたしたちの学年て、400人近くいるよ?」

「知ってる。」

「じゃあ無理なんじゃ・・・」

「中間でワースト10なお前と違って俺、30位だったから。」

「えっ…。」

俺の言葉に、メグは信じられないと目を丸くした。