…でもきっと、これがこのカップルの"ちょうどいい"関係なんだろう。

これ以上近づいたり離れたりしたら、きっとダメになる。

「…メグ、しばらくやらせとけ。」

「うん、分かった。」

なかなか終わりのみえない2人の会話。

俺は、間にいて可哀想なメグを、自分の方に呼んだ。

ふわふわと揺れるセミロングの髪から、シャンプーの香りがふんわりとした。

「なんだかあの2人、羨ましい!」