「すいません、おばさん…。」 「いいのよ。ゆっくりしていってね?」 俺は頭を下げてから寝間着を受け取った。 …そのとき、小声で「めぐちゃんをよろしくね」って言われたのは、メグには秘密。 おばさんが扉から出ていくと、メグがニコニコしながら何かを俺の前に突き出した。 「はいこれ!夕ご飯、食べよ!」 そこにったのは、いくつかのおにぎり。 メグが作ったのか、形が少し歪だった。