―ピロピロ~ン メグのバタバタを抑えていると、俺が胸ポケットに入れてた携帯が、着信を知らせた。 「メグ、ちょっと待てよ。…もしもし?」 『あ、天ー?アンタ、帰ってくる気あるのー?』 相手は母さん。 チラッとメグの部屋の目覚しに目をやると、もうすぐ10時になりそうだった。 メグといると、時間感覚狂うな…。