"たとえどんな未来でも 僕は ただ君を 愛すんだ 君への想いを 唄に描いて" 「…ありがとうございました。」 歌い終わり頭を下げると、予想外の拍手。 一瞬、わけわかんなくなった。 あんなたくさんの人の前で、あんなたくさん笑顔を向けられるなんて… 「…てんてん顔真っ赤だけど?」 ニヤニヤ俺の顔を覗きこむ芹成に、他の奴らも便乗する。 茶化しやがって… 「ほっとけ。」 ―照れただけだっつーの。