「これからどうすんの?」

映画館を出てから真っ暗な周りを見渡して、メグに聞いた。

「なんも考えてないよ~」

「なら帰ろ?」

「えー…」

至極当然な答えに行き着いたはずなのに、どうやらメグはご不満なようだ。

「どうしたいわけ?」

「もっと遊びたい。」

「…え、飯は?」

「要らない。ねぇ、あそこ行こう!」

目を輝かせながらメグが指差したのは、少し大型のショッピングモール。