その光景を見て、モヤモヤしないわけがない。 でも、彼女でもなんでもないあたしには、何も言う権利がないから…。 悔しいけど、視界から外すので精一杯。 ―…そんなとき。 「meguって言うの?可愛いね~」 「…どうも?」 商品を届けた3番テーブルの人たち3人が、あたしを変な目で見ていた。 背が高そうで、見慣れない顔。 1年生じゃないのは明らかだった。