「メグ、アイス食いたいの?」 あたしは天の問い掛けに、弱く横に首を振った。 アイスなんかいらない。 あの子たちなんかと帰りたくない。 「…えーが。」 朝、天が行こうって言ってくれた、映画に行きたい。 「それを言えよ。」 天はゆっくりと立ち上がって、彼女たちに向かって言った。 「こいつ、泣かさないで。俺のだから。」 …違うもん。 君が、あたしのなんだよ。