『―俺、この子以外に触れたくない。』 "お姉さん"への嫌味を込めてそう言ったはずが、なぜか、メグを含めて顔が真っ赤。 そのあと何かをボソボソ呟いて、逆ナン組はどっかに戻って行った。 …成功? もうなんでもいっか。 撃退できたわけだしな! そうして俺が満足していると、メグが拗ねているのに気がついた。 「今度は何。」 距離が近いことに今更緊張してきた俺は、少しぶっきらぼうに言った。