「ねぇねぇー。」 グダグダと話ながら泳げる格好になっていくと、軽く肩に触れられた。 声のトーンからして………逆ナンだな。 「きゃー、超イケメンだぁ。」 「2人とも、暇なら遊ぼうよ?」 見るからに大学生の2人組が、俺と芹成に話し掛けてくる。 …なんでだろ、全く何も感じない。 「彼女の荷物番中なんで、お気になさらず~。」 ヒラヒラと手を振りながら笑みをまく芹成は、本当に拒否ってるようには見えない。 むしろ、逆。