「へぇー。……まぁ興味ないけど。」

「なら聞く・・・」

「てか2人遅くない?」

あ、確かに。

俺らがパラソル借りに行って、立ておわって、こんな話してだいぶ経つのに。

未だに2人が現れる気配がない。

「いやだなー。」

「なにが。」

普段は、まったりふわふわの代名詞とも言える芹成が、低く呟き立ち上がる。

そして俺を見ながら、冷たく笑った。

「煌、美人だからモテんだよね。」

あっ!

「やっべ!!!」