「めぐのワンピ、めちゃくちゃ似合ってんじゃん。可愛いよ?」

「…あ、ありがとう……。」

お世辞だとわかってても、照れずにはいられない言葉だった。

そのままあたしは手を引かれて、煌ちゃんがよく行くらしいお店に向かう。

「―…"lightly sweets"?」

「そ。"ふわふわなお菓子"、だよ。」

看板に書かれている文字を、声に出して読むと、煌ちゃんが意味を教えてくれた。

"ふわふわなお菓子"、か…。