不束者って…結婚の挨拶じゃないんだから。 そう思ったのは俺だけではなかったらしい。 頭を下げていたかなでの横に忍び寄る影が一つ。 「かなで、誰と結婚するつもりよ」 ツンと背中をつつく望。 それに、彼女は数歩前によろける。 「えっ!?あ、望ちゃん!け、結婚って…えっ?えっ!?」 キョロキョロと辺りを見渡し戸惑うかなでに、ドッと会場が湧き上がる。