まだきちんと心が追いついて行ってくれない。 頭ではやらなきゃと分かっているのに。 まだ、私には歌う覚悟が足りないのかもしれない。 そう思った時だった。 「…かなでの思うように歌え。それが正解になるんだからな」 ふと、背後から聞こえた声。 ゆっくりと目を開き、そちらを振り向く。 そこには優しい笑みを浮かべたヒーローの姿。