「ご、ごめんって…!かなでぇー…!」 晴香ちゃんも泣きそうな顔になり、そう言った。 そして、言葉を続ける。 横で望ちゃんが心配そうに見ているのが分かる。 「だって…少しでもかなでに…楽しんでもらおうと思って…バンドもメイドも…」 「晴香ちゃん…」 バンドは分かるけど、メイドは… 少し余分だと思う。 私のためだっていうのは分かったけど。