再び、シャープペンシルを握る。


冴えた頭は思った以上に、私の心を如実に表してくれた。


スラスラと文字がノートの上を踊っていくのが、目に見える変化として訪れる。



お父さんには悪いけど、先にこの思いを綴らせて欲しい。


消えてなくなってしまう前に。


書き記したい。



時間にして、数分の出来事だったと思う。


私の持てる全てをノートに記す。



自分の心を気持ちをそのまま表された。


大切な、大切な歌詞を書き上げたのだった。