「えっと…」 「ん?」 私が口を開くとお父さんが優しく声を掛ける。 「作詞、をしているんです」 私がそう言うと、お父さんは何故か目元を緩めた。 まるで、遠い昔を思い出すかのように。 「作詞か。でも、この様子じゃ進んでないみたいだな」 真っ新のノートを見て、お父さんはそう言う。 進んでいないのは一目瞭然。 その事を指摘はれ、少し顔が熱くなっていく。 それは、恥ずかしさからか、情けなさからか。 自分では分からなかった。