「作詞ですか…っ!?私が?」



音楽室に悲鳴に似た声が響き渡った。



かなでの声が響く事、数分前…


今日も今日とて、放課後バンドの練習をしていた俺たち。


それぞれが各々に音を出して調整をしていた頃。



バンドの練習が始まる前から、俺はある事を企んでいた。


企むと言うと聞こえが悪いが、考えていたんだ。


ある一つの事を。