HELIOLITEー君と輝く音ー




「ふふん。着替えてくるのよ」


「ほら、かなで行くよ〜」


「え、でも、準備が…」


「それは、男どもの仕事。はい、レッツゴー!」



かなでが準備に戻ろうとするのを、両脇から阻止する二人。


そして、引っ張られるようにして、人ごみの中に消えていった。



残されたのは俺と拓弥。


拓弥は準備を押し付けられた事を理解しているのかいないのか。


その表情から察するにしていないに一票。



そして、いつまでも動きださない奴に俺は蹴りを入れてやった。