HELIOLITEー君と輝く音ー




少しの時間、私は放心していたのだろう。


気付いたときには、話が先へ先へと進んでいた。



「何、演奏するの?」


「ま、今出来るものと言ったら限られてくるしな。『ユメ』とあと一曲はまだ決まってない」


「2曲だけ?」


「ゲリラだからな」


「ふーん」


「二人とも気付いてるか?おかもっちゃん、話について行けてないぞ」



はい。何の事やら、さっぱりです。


ヒーローと望ちゃんの会話は頭の片隅に聞こえていたけれど、何が何やら。



まず、ゲリラって何?ゲリラ豪雨?


雨の中、ライブをやるって事?


そんな事したら楽器、壊れてしまうよ。