「私…」


「ん?」



とても優しい声音と一緒に速水くんは首を傾げた。


ゆっくり伝えてくれれば良い。


そう言ってくれているみたいで、私は一つ深呼吸をした。



勇気を持って、私の思う事を彼らに伝えよう。



「凄く…格好よかったです」


「おかもっちゃんも綺麗な声だったよ!」


「あ、ありがとうございます…」



復活した鈴木くんが前に出て言った。


突然のその近さに少し後退る。