やっぱり…やっぱり… 彼女は君だったんだな。 俺の勘は間違いではなかった。 この歌声を聞いた瞬間、勘は確信へと変わった。 「かなで…」 「ふあっ!晴香ちゃん…ど、どうしました…?」 ジリジリと岡本との距離を詰めているのは武内。 その瞳はキラキラと輝いている。 そして…彼女は勢いよくガバッと岡本に抱きついたのだった。 ギュッと抱きしめられる岡本は何が何やらと、目を回している。