「カラオケっカラオケっ~!」 受付をして、部屋までの道すがら浮かれる拓弥。 って、ちょっと待てよ… こいつ、まさか歌うつもりか? 音痴のこいつが? 既に鼻歌を歌っているが、それすら音痴なのに。 駄目だ!それだけは、絶対に阻止しなければ…! 俺の耳が死ぬ前に。 全員の耳が使いものにならなくなる前に。