「あれ、岡本さんは?」 宮田さんが辺りを見渡しながら言う。 ほらぁ、私、居ないものだと思われてる… それもこれも、こんな風に服装とか髪型を変えるから。 私の前でで晴香ちゃんがクスクスと笑っている声が分かる。 こうなったら、私から言うしかなさそう。 「えっと…」 「ん?」 「私…です。私が岡本です」 ひょっこりと、晴香ちゃんの背後から顔を出し前へ出た。 そして、意識しないと俯いてしまう顔を無理やり上げる。 「は?」 「え?」 「「はあぁー!?」」